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yuki002さん
 
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リアル&バーチャル[ブログ]  
詳細/おすすめ(2416/0) | ソーシャルブックマーク(0)  2009/08/28 03:30

この話は前回の続き…とゆ〜か解説のようなものです。

 

 

例えば、ゲームがリアルと入れ替わった場合を考えてみます。

ゲーム全てが敵を倒して…というパタンではないにしろ、そういうパタンのゲームは多いです。

この【敵を倒す】という部分に注目してみます。

 

バーチャルでは殺人を犯してもリアルには何の影響も出ません。

また、同じ人間を何度でも殺す事ができます。 同時に自身が死んでも何度でも復活可能です。

これがリアル入れ替わるとどうなるでしょう?

 

恐らく、あまり想像したくない事が日常的に行われ生活どころではない筈です。

また、それが日常であれば「そういうもの」とそれなりの生活が成り立つのでしょう。

逆にゲームではプレイヤー及び敵のライフさえもワンタイムで死んでしまったら二度と復活できません。

それはそれで シュールな結果になるのでしょう。

 

これは例え話であって現実ではありません。

ですが、この辺の状況も価値観によって変わるんですね。

それが前回の謎掛けです。

 

仮にプレイヤーのライフが1回だったら…。

そしてライフを失ったら、二度とプレイできない仕様だったら…。

 

ゲームはエンターテイメントですから、こんな制限はありえません。

だからこそ無茶な事や常識では考えられない事ができ、ファンタジーそのものなのです。

ですが、それは あくまでも個人の脳内の延長に過ぎないのです。

MMOとして第三者の介入があるゲームでは、それが成り立たないのです。

 

日本人は Virtual という言葉(単語)を「現実には無い」「架空の」と解釈します。

ですが 欧米人は「事実上の」として現実の延長と考えます。

決して「架空の」とは考えません。 また「架空の」と考える場合ファンタジーとして意識します。

この辺の差がそのままゲームマナーなどにも現れてきます。

(今回は その件に付いてのクレームは書きません。)

 

 

さて…。

ゲームにリアリティを どの程度与えるかという問題なのですが、それが前回の核心です。

倒した敵の死骸が累々と重なり、夥しい流血…。

モンスターと化した人間(ゾンビ)に対して行うプレイヤーの暴行の数々。

それらは果たして何の意味があるのでしょうか?

 

ファンタジーとして、自身をそういう環境に置いてみたいという願いを実現させる手段としてなら

それはそれで意味があります。

精神的逃避であったり、フラストレーションの回避であったり様々です。

簡単に言えばストレス解消の手段なのでしょう。

 

対戦ゲームにおいて、敵を容赦なく打ち砕くという行為は、そのまま洗脳になっている気がします。

自身と異なる物に対する差別意識を助長し、暴力による解決手法を正当化する方法としての洗脳でしょうか。

人間の攻撃本能を仮想空間で満たすのがゲームの本質だと思います。

これを単に小石や駒に置き換え昇華させたものが将棋や囲碁であるなら、

その他のゲームは かなり原始的だとも思えます。

 

また、死骸の山を累々と築く事は見る者にとって【慣れ】を生じさせます。

リアルでそのようなものを見ても何とも思わなくなります。

言い換えると、平気で殺人を行える人格を作っている事にもなります。

こういう理由から、最近のゲームは倒した敵が消える仕様にしてあると思います。

 

MGame の一部のゲームで行われたアップデートでは、倒した敵の遺骸がしばらく残る仕様に変更されました。

それを知ってか知らずか書いたものなのですが、そういうリアリティの与え方は あまり快く思いません。

だからと言って、それを規制の対象にしようとは思いません。

ですが敵を倒すゲームでは、自身と異なる物を排除しようとする意識を強くさせる影響があります。

この事だけは覚えておくべきだと思います。

相手から襲ってくるのであれば正当防衛でしょうが、現実にはそれなりの理由があるものなのです。

その理由を知る前に打ち倒す準備をしているという事に気付くべきだとは思います。

 

なんか難しい理屈を並べ立ててはいますが、

リアリティが増せば増すほどに、それを意識できる人格の必要性が大切だと思う次第です。

 

 

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