真夜中・・デルタがいきなり俺を訪ねてきた・・・
デルタ:「ねぇ・・クロウ・・今日はこっちで寝てもいいかしら?」
「ん?けんかでもしたか?」
デルタ:「向こうの雰囲気が・・ね・・」
「あ〜・・そういうことか・・・」
デルタ:「ねぇ、いいでしょ?」
「んじゃ、この部屋を貸してやる、俺はリビングで寝てくる・・・」
デルタ:「え・・・・」
デルタが不安そうな顔で俺を見た。
(いったい何を期待してたんだ?おい・・・)
「何か不満でもあるのか?」
デルタ:「クロウ・・忘れたの・・?」
「何を?」
デルタ:「わ、私・・暗いのが怖いってこと・・・」
(あ〜・・そういえばいつも誰かにくっ付いて寝てたな・・・)
小さい時、デルタはいつも誰かに引っ付いて寝ていた・・と言うのも彼女は生まれた直後に両親を亡くし、俺に出会うまではずっと1人だったそうだ・・・
デルタ:「べ、べつに・・イヤって言うなら・・・」
「まぁ・・嫌だな・・・」
デルタ:「・・・・。」
(うぉ?!冗談なのに!!)
「じょ、冗談だって!!だから泣くな・・な?」
18歳でまだこれか・・・いくら妹のように可愛がってても・・こればかりはな〜・・・
「・・仕方ない・・お前はベッドに居ろ、俺はよかで寝る・・・」
デルタ:「・・ごめんね・・・」
(やけに素直だな・・・これが最近話題の・・・何だっけ?まぁいいや・・・)
デルタ:「・・ありがと・・・」
普段からコレならありがたいのだが・・・アレはあれで・・・
(・・・って・・何考えてんだ俺は・・・)
番外編・・・?完w
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