鉱石探しのつもりが、俺たちは今、洞窟の中でさまよっていた・・・
「・・・おい、ここってさっき通ったよな・・・?」
デルタ:「そ、そうね・・・」
シグマ:「迷ってしまったようですね・・・」
こうなった原因はと言うと・・・(回想)
デルタ:「・・ふぅ・・やっと直ったわ!」
「お疲れだな、早速明日出るか」
デルタ:「そうね、後は燃料を・・あれ・・・」
「肝心な時に燃料切れか?」
デルタ:「燃料タンクごと、特攻させちゃったみたい・・あはは・・・」
「おま・・確認ぐらいしろよ!」
デルタ:「あの時は仕方ないでしょ?!(泣)」
・・と言うわけで燃料の(ニトロ鉱石)に代わる石を探す破目にになってしまった。
「座標装置は使えそうか?」
エール:「あかん・・うんともすんとも言わんわ・・・」
ウルフ:「厳しいな・・こんなに湿っていては鼻が利かない・・・」
「・・デルタ、削岩機貸してくれ」
デルタ:「え?何する気?」
「一か八かで真っ直ぐ進んでみる」
デルタ:「無茶よ!削岩機が壊れたらどうする気?!」
・・言われてみればと思ったが、流石にここですごすのはお断りだ。
「他に方法は無いか・・・」
その時、何かが後ろをよぎった気がした・・・
「・・・誰だ!!」
(グルル・・・)
シグマ:「な、何か怖い声が聞こえました・・・」
ウルフ:「シグ!俺から離れるな!!」
(グルルル・・グオオォォ・・・)
デルタ:「キャッ?!」
エール:「また!!」
「ちょ!!2人とも抱きつくな!!動けないだろ!!」
非戦闘員3人ウルフに任せ、相手をあぶりだす事にした。
ウルフ:「何があってもやられるなよ!報酬が減る・・・」
「モンハンかよ!!」
エール:「ウチの相方になって!!」
「どさくさに紛れてスカウトするな!!!」
視線を前に戻す、そこに居たのは・・・
「・・・何だ?」
声のわりにはとても小さい生物・・・例えるなら・・ライオンの子供くらいの大きさ・・・
(グルル・・・)
「声の原因はお前だったのか・・・」
(ガゥ!!)
全員:(何この可愛い猛獣・・・)
シグマ:「・・ほぇ・・まさか・・火龍の卵の子!!」
(ガゥ♪)
後に、シグマが貰ってきた卵に入っていた火龍だということが解った・・
付いてきてしまったらしく、寂しさのあまり鳴いていたらしい・・・・
体に付いていたであろう殻の欠片をたどって、ようやく出ることが出来た。
続く・・・?
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