「お〜い、あの石、燃料になりそうk・・・」
デルタ:「・・zzzz」
「・・寝ちゃったか・・」
無理もない、デルタは3日3晩PCとにらめっこをしていた・・・
「毛布毛布・・っと・・・」「・・・ん?」
ふとPCに目をやる、そこには設計図らしきものがあった。
「これは・・エンジンか?どれどれ・・・?」
シュミレーションプログラムを起動させてみた・・どうやら、まだ未完成らしく、失敗と言う文字が表示された・・・
「あいつ、これで3日3晩も・・」
デルタ:「・・んっ・・ぅ〜〜〜ん・・ふぁ・・クロウおはょ・・・」
「ん?あぁ、起きたか」
デルタ:「うぅ〜・・エンジンが・・このままじゃ使えないのよ〜・・・」
「・・みたいだな、パワーに耐えられないようだ」
クロムストーンのパワーは、ニトロ鉱石の実に10000倍であった、属性石2個で船が10日間動くほどの代物だ。
デルタ:「このエンジンと・・後は船の強化もあるから・・・数日はかかりそうね・・・」
「いや・・エンジンは今日にでも完成しそうだな・・」
デルタ:「え?パワーに耐えられないのに・・どうする気?」
「お前、試作中のエンジンあったよな?(ENダイレクトリンクシステム)・・だっけか?」
デルタ:「でもアレは試作ちゅ・・その手があったわ!!」
ENダイレクトリンクシステムとは、デルタの試作段階のエンジンに導入しているシステムで、液化した燃料をエンジン内で一時的に圧縮し、一気に拡散させるシステムである。
システム自体は完成しており、後は導入するだけであった。
このシステムを使えば、従来の戦艦より数段早い船が出来るシステムであり、デルタはそれを発電機に利用する計画をしていた。
デルタ:「クロウありがと・・1度試してみるね♪」
そう言うと彼女は、シュミレーションシステムに組み込んだ。
結果は・・予想通り!!なんと、従来の船を2桁分上回っていた。
「後は戦艦の強化・・だな」
デルタ:「後は主砲と特殊武器なの、エールにも手伝ってもらわなきゃ・・」
エール:「ウチならもうおるで♪」
クロ・デル:(はやっ!!)
「・・俺も手伝うよ、あの二人はいいのか?」
エール:「あの2人の邪魔をしたらばちが当たりそうやな・・」
クロ・デル:(こっちの時は邪魔したくせに・・・)
膳は急げ、俺たちは早速行動に移った。
まずは主砲、デルタは連射式を導入する気らしい・・・
「おい・・主砲は1番EN消費が激しいんだぞ、連射式なんかにしたら・・・」
デルタ:「ふふ〜ん♪わたしを何だと思ってるの?EN増幅装置なら開発済みよ!!」
エール:「ほな、早速行動にうつろか!!」
3人:「おー!!」
それから数時間後・・・
デルタ:「クロウ〜そこのネジとって〜」
エール:「ウチが持っていくさかい、クロウは休んどき」
「あぁ・・すまん・・増幅装置があんなに重いとは・・・」(体鍛えててよかった・・・)
デルタ:「・・・これでよしっと・・主砲はこれで完成ね!!」
「ネジはちゃんと締まったか?点検しとけよ?」
デルタ:「失礼ね!!ちゃんと点検したわy・・・ぁ・・・」
案の定ネジが1本残っていた・・・
エール:「ほんまおっちょこちょいやな〜まぁ・・そこが可愛いねんけど♪」
さらに数時間後、日も落ちた頃に船は完成した。
続く・・・?
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