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1.ゲームの構造[ソフトウェア考]  
詳細/おすすめ(2425/0) | ソーシャルブックマーク(0)  2009/04/21 02:52

第1回目はゲームの構造について書いてみたいと思います。

 

ゲーム( game )という単語を強制的に日本語に訳せば【遊戯】でしょうか?

PCも含むゲーム機というカテゴリで言えば ゲームは I/Oそのものです。

決して「遊戯」などという生易しいものではないようです。

 

ここではゲームを2種類に分類して考察してみます。

その分類とは以下の2つです

  • 対人型ゲーム
  • 対システム型ゲーム

 

まず対人型ゲームについて考えてみます。

抽象化するため、プレイヤーをAとBの2人と仮定します。

 

@ Aはシステムに対し何らかの操作をする

A Aの操作結果がBに伝達される

B BはAの操作に対してその反応をシステムに返す

C Bの操作結果がAに伝達される

D AはBの操作に対してその反応をシステムに返す

E Aへ戻り繰り返す

 

このようなフローが考えられます。

このようなシステムの場合、システム側ではプレイヤーAとBに対し処理結果は伝達するものの、

その主な処理はプレイヤーに対するアシストだけなのです。

たとえば4人マージャンであれば、配牌、点数計算、結果表示 などがおもな処理となります。

勝利判定も行いますが、勝負そのものにはシステムは関知しません。

 

プレイヤーとシステムの関係のみに注目すれば

プレイヤー操作(Input)に対し、表現方法のみを変えて表示(Output)しているだけなのです。

一方相手方プレイヤーに対しても表現方法のみを変えて表示(Output)しているだけなのです。

これは単純に I/O のみのシステムであると言えます。

 

 

 

では対システム型ゲームについて考えてみます。

抽象化するため、プレイヤーを1人に限定します。

対システム型ではシステムvsプレイヤーという構造が成り立ちます。

プレイヤーの操作(Input)に対して、検証と処理を行いプレイヤーに返します。

その結果に対してプレイヤーは次の操作を考えます。

 

与えた操作に対して加工が行われ、帰ってくる情報に対しプレイヤーが操作を行います。

与えた情報が加工される事だけが対人型とは異なりますが、

データフローは対人型とまったく同じです。

 

つまり、対人型であろうと対システム型であろうと I/O のみのシステムである事が判ります。

これはゲームの構造は非常にシンプルであり、I/O が基本であるという事です。

また、コンシューマーゲームであれ、ネットゲームであれ、基本構造は皆同じであると言えます。

 

 

 

 

これからゲームを作ろうと思っている方々へ:

どんなゲームも基本構造は同じです。

それは どんなチープなゲームであろうとデラックスなゲームであろうと変わりません。

付加する条件やデータなどの差が見た目を変えているにすぎません。

しかもこの構造から逸脱したゲームはありえないのです。

基本中の基本という意味で納得頂けましたでしょうか。

 

 

次回はネトゲとオフゲの違いを考察してみたいと思います。

 

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