???:「おい・・小僧・・・」
???:「君は・・誰・・・?」
???:「愛する者を守りたいか・・・?」
???:「そんな事、聞くまでもないよ!!」
???:「ならば小僧・・前にあるペンダントを取るがいい・・・そして唱えよ・・」
〜・・阿修羅と・・・〜
ウルフ:「うわあああぁぁ!!!」 「はぁ・・はぁ・・・又あの夢か・・・」
いつ見ても嫌な夢だ・・誘惑に負け、このペンダントを手に取らなければ・・あんな事には・・・・
シグマ:「・・ウルフさん・・どうしたのですか?すごい汗ですよ・・・?」
ウルフ:「起こしてすまない・・何でも無いよ・・・」
シグマ:「・・・?」(・・最近様子が変ですね・・・。)
・・とにかく何とかしなければ・・俺はこの手で仲間を・・・シグを・・・・!!
シグマ:「隠し事はいけません!!」
ウルフ:「なっ?!」
シグマ:「辛い事は言ってください!!ウルフさんのそんな姿・・見たくありません!!」
ウルフ:「・・シグ・・今回ばかりは・・お前にはどうする事もできないさ・・・」
とにかく全てを話そう・・たとえ嫌われたとしてもかまわない・・・手遅れになる前に・・・!!
ウルフ:「俺が赤い月を見ることが出来ないことは、知ってるな?」
シグマ:「えぇ・・前にウルフさんがお話してくれましたよね・・・」
ウルフ:「実は・・このペンダントが元凶なんだ・・・」
シグマ:「ペンダント・・ですか?」
ウルフ:「このペンダントには・・(阿修羅の呪い)が込められている・・力を得る代わりに理性を失ってしまう呪いだ」
シグマ:「・・そうだったのですね・・」
これで・・諦めてくれるはずだ・・・
シグマ:「・・・ちゃいましょう・・・」
ウルフ:「・・ん?」
シグマ:「そんな呪い、解除しちゃいましょう♪」
ウルフ:「お前・・呪いの話を聞いても・・まだ俺に・・・」
シグマ:「嫌いになる理由・・ありますか?」
・・まったく・・こいつには毎回驚かされるよ・・・
シグマ:「ワタシは、絶対離れる気はありませんから!!」
ウルフ:「・・俺の負けだ・・これからもよろしくな」
シグマ:「何があっても離れる気はありませんから・・」「・・・!!」
ウルフ:「ん?どうした?驚いた顔なんかして・・・」
シグマ:「後ろを見てはいけません!!!」
ウルフ:「後ろ・・」「・・・!!!」
しまった・・赤い月か!!
続く・・・?
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