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第29話 大切な存在・・・[小説(第2期予定地)]  
詳細/おすすめ(4124/0) | ソーシャルブックマーク(0)  2009/05/06 11:21

〜エデン〜

最終決着・・・

 

ロイ:「大して強くもないくせに、数だけが増えやがる!!」

エデン兵:「ぐあっ!!」

エール:「平気か?!今助けるさかい!!」

地球軍:「ひるむな!!機械兵を殲滅せよーーー!!」

 

銃弾や魔弾・・さらには剣や刀がぶつかる音。

そこはまさに戦場と呼ぶにふさわしかった・・・

次々に倒れてゆくエデン兵と地球軍・・傷つきながらも敵を薙ぎ払う狩人と獣人族・・・

力のあるものは前線へ赴き、力なきものは援護や治療に奮闘していた・・・

 

修羅:「おぬし等なんぞ敵ではないわ!!」(キン!!)

機械兵:「!?!?」

修羅:「渇!!!」(ガンッ!!!)

戦艦プログラム:「ダメージケイサンフノウ・・タイヒシ・・」(ドーーーーン・・・)

 

艦単位で敵が倒されていく。

しかし、敵の援軍の数はとどまる事がない・・・

 

ロイ:「くっ・・消耗戦か・・・」

エール:「大変!!銃弾を受けてるやん!!はよ休んで・・」

ロイ:「俺なら大丈夫だ、これくらい唾でもつければ治るさ」

エール:「せやかて!!」

ロイ:「お前こそ休め、俺たちの子供が居るんだろうが!!」

 

エールは妊娠していた、2人の子供である。

しかしエールは、それにかまわず治療を続けていた・・・

 

エール:「ただでさえ怪我人がおおいんや・・ウチが休んでどうすんねん・・・」(フラッ・・・)

ロイ:「エール!!」(ドサッ・・・)

エール:「あかん・・みんなを・・助けんと・・・っ!!」

ロイ:「無理をするな!!子供どころか、お前まで死ぬ気か!!!」

エール:「・・足手まといに・・なりたく・・ないねん・・・」

ロイ:「お前が死ぬ事が俺にとっては最大の足手まといだ!!!」

 

そう言うと、ロイはエールを抱き上げた・・・

 

ロイ:「俺も休むから・・お前も休め・・・」

エール:「・・うん」

 

エールはそう言うと・・気を失うかのように眠りに落ちた・・・

 

ロイ:「・・ったく、相変わらず可愛い寝顔をしやがる・・・」

 

〜アーク船内〜

 

リリー:「ゴーレム・・返事をして下さい!!」

「・・・まさか、こいつがダークネスだったとは・・・」

ウルフ:「乗っ取られていた・・か・・・」

???:「まったく・・その通りだ」

 

ガイアの胸部にあるハッチが突然開いた。

中にいた人・・それは・・・・!!

 

リリ/クロ:「貴方は!!」「まさか!!」

???:「久しぶりだな、リリー・・クロウ・・・」

リリ/クロ:「お父様?!」「教官殿?!」

???:「・・驚いたか?」「我名はガイア・グラハム・・一応これでも創造主だ」

 

その言葉の意味が・・しばらく理解できなかった・・・・

 

ガイア:「クロウ・・お前、生まれた時から両親から放された・・そう言っていたな?」

「あ、あぁ・・」

ガイア:「その親父が俺だ」

「なっ?!」「教官が・・・・親父?!」

ガイア:「リリー、お前が生まれた直後、俺は戦死した事になっていないか?」

リリー:「えぇ・・お母様からそう聞きました・・・」

ガイア:「・・悲しい思いをさせてしまったな・・・」

リリー:「・・グスッ・・お父様・・・!!」(だきっ!!)

「まさか教官が親父だったとはな・・姉さんは知ってるのか?」

ガイア:「あぁ・・確か、お前の姉も治療魔法が使えるはずだが・・・」

全員:「ぇぇええええ?!」

ガイア:「何故驚く?」

 

それもそのはず・・後ろでゴーレムが再起動を終えていた・・・

 

ガイア:「やっと起きたか」

ゴーレム:「主人よ・・設計ミスではないのか?」

ガイア:「何を言う!!」

ゴーレム:「ネジが1本足りていない・・・」

デルタ:「ま、まさか・・私のお父さんもかねてるんじゃ・・・」

ガイア:「おお!!すっかり大きくなったな・・デル」

全員:「ハイーーーー?!」

 

続く・・・?

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