〜エデン〜
最終決着・・・
ロイ:「大して強くもないくせに、数だけが増えやがる!!」
エデン兵:「ぐあっ!!」
エール:「平気か?!今助けるさかい!!」
地球軍:「ひるむな!!機械兵を殲滅せよーーー!!」
銃弾や魔弾・・さらには剣や刀がぶつかる音。
そこはまさに戦場と呼ぶにふさわしかった・・・
次々に倒れてゆくエデン兵と地球軍・・傷つきながらも敵を薙ぎ払う狩人と獣人族・・・
力のあるものは前線へ赴き、力なきものは援護や治療に奮闘していた・・・
修羅:「おぬし等なんぞ敵ではないわ!!」(キン!!)
機械兵:「!?!?」
修羅:「渇!!!」(ガンッ!!!)
戦艦プログラム:「ダメージケイサンフノウ・・タイヒシ・・」(ドーーーーン・・・)
艦単位で敵が倒されていく。
しかし、敵の援軍の数はとどまる事がない・・・
ロイ:「くっ・・消耗戦か・・・」
エール:「大変!!銃弾を受けてるやん!!はよ休んで・・」
ロイ:「俺なら大丈夫だ、これくらい唾でもつければ治るさ」
エール:「せやかて!!」
ロイ:「お前こそ休め、俺たちの子供が居るんだろうが!!」
エールは妊娠していた、2人の子供である。
しかしエールは、それにかまわず治療を続けていた・・・
エール:「ただでさえ怪我人がおおいんや・・ウチが休んでどうすんねん・・・」(フラッ・・・)
ロイ:「エール!!」(ドサッ・・・)
エール:「あかん・・みんなを・・助けんと・・・っ!!」
ロイ:「無理をするな!!子供どころか、お前まで死ぬ気か!!!」
エール:「・・足手まといに・・なりたく・・ないねん・・・」
ロイ:「お前が死ぬ事が俺にとっては最大の足手まといだ!!!」
そう言うと、ロイはエールを抱き上げた・・・
ロイ:「俺も休むから・・お前も休め・・・」
エール:「・・うん」
エールはそう言うと・・気を失うかのように眠りに落ちた・・・
ロイ:「・・ったく、相変わらず可愛い寝顔をしやがる・・・」
〜アーク船内〜
リリー:「ゴーレム・・返事をして下さい!!」
「・・・まさか、こいつがダークネスだったとは・・・」
ウルフ:「乗っ取られていた・・か・・・」
???:「まったく・・その通りだ」
ガイアの胸部にあるハッチが突然開いた。
中にいた人・・それは・・・・!!
リリ/クロ:「貴方は!!」「まさか!!」
???:「久しぶりだな、リリー・・クロウ・・・」
リリ/クロ:「お父様?!」「教官殿?!」
???:「・・驚いたか?」「我名はガイア・グラハム・・一応これでも創造主だ」
その言葉の意味が・・しばらく理解できなかった・・・・
ガイア:「クロウ・・お前、生まれた時から両親から放された・・そう言っていたな?」
「あ、あぁ・・」
ガイア:「その親父が俺だ」
「なっ?!」「教官が・・・・親父?!」
ガイア:「リリー、お前が生まれた直後、俺は戦死した事になっていないか?」
リリー:「えぇ・・お母様からそう聞きました・・・」
ガイア:「・・悲しい思いをさせてしまったな・・・」
リリー:「・・グスッ・・お父様・・・!!」(だきっ!!)
「まさか教官が親父だったとはな・・姉さんは知ってるのか?」
ガイア:「あぁ・・確か、お前の姉も治療魔法が使えるはずだが・・・」
全員:「ぇぇええええ?!」
ガイア:「何故驚く?」
それもそのはず・・後ろでゴーレムが再起動を終えていた・・・
ガイア:「やっと起きたか」
ゴーレム:「主人よ・・設計ミスではないのか?」
ガイア:「何を言う!!」
ゴーレム:「ネジが1本足りていない・・・」
デルタ:「ま、まさか・・私のお父さんもかねてるんじゃ・・・」
ガイア:「おお!!すっかり大きくなったな・・デル」
全員:「ハイーーーー?!」
続く・・・?
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