デルタ:「私とクロウって・・兄妹ってことなの?」
ガイア:「いや、そうではない、むしろ他人だ」
シグマ:「どういう事ですか?」
ガイア:「空間や次元を変えつつだったからな・・魂は繋がってるが、全員他人だ」
ガイアはそう言うと、意味ありげに笑った。
「親父、一緒に戦ってくれるのか?」
ガイア:「・・いや・・残念ながら・・俺にはもう力は残っていない」
「親父・・・?」
ガイア:「いや〜原型をとどめるのに思った以上の力を消費してね?実は既に消えかかっている訳だ」
リリー:「お父・・様・・・?」
デルタ:「嘘・・でしょ?もぉ〜冗談キツイんだから〜♪」
彼が消えかかっているのは事実であった・・・
時間を変えることは、たとえ創造主であったとしても、許されない事なのだ。
ガイア:「せっかく会えたってのに・・すまないな・・・」
デルタ:「お父さん・・嘘よね・・?嘘って言って!!お父さん!!!」
シグマ:「ワタシなんて、お父さんとは初対面なのですよ・・・?」
リリー:「お話したい事も沢山あります・・そんなに簡単にいなくならないで下さい・・・!!」
「・・・」
クロウは何も言い出すことが出来なかった・・・
ガイア:「・・バカ親父ですまない・・星を・・地球とエデンを頼む・・・」
ガイアは・・光の粒となり・・散らばるようにして消えていった・・・
「・・本当にバカ親父だよな」「まだ喧嘩の1つもおっぱじめてないのにさ・・・」
ウルフ:「・・泣いているのか?」
「・・誰が泣くか、心残りなだけさ・・バカでも俺の親父だからな・・・」
ウルフ:「・・そうか」
その時、モニターにある人物が映った・・・
???:「あ〜ぁ、取り込む前に消えちゃったのか〜」
ゴーレム:「お前は・・・ハメツ!!」
ハメツ:「ご名答〜機械の分際で頭いいね〜」
ウルフ:「お前がハメツか!!」
「目的は何なんだ!!」
ハメツ:「目的?何それ?自分が楽しければいいじゃないか〜」
「・・それだけの為に星を消すのか?」
ハメツ:「ピンポ〜ン!!だいせいか〜い」
「・・・」「・・どうやら、お前には本気でいどっま無いといけないみてぇーだな」
ウルフ:「あぁ・・俺も同感だ」
ハメツ:「怖いね〜そこまで言うなら・・」「・・・来いよ」
通信が切れ、宇宙船の警報がなり始める。
デルタ:「・・いよいよラストバトルね!!」
「あぁ・・これでラストだ」
続く・・・?
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