昨夜、仕事が終わってオウチへ帰る途中に起こった出来事だった。
いつものように駅から車で自宅へと向かっていたのは、22:30過ぎ頃。
田舎特有の、ブロック塀で囲まれた住宅街らしき風景の中にある道路。
塀の上からよく育った大きな木がワサワサと茂り、時折、野良猫や蛾や…なんだかわからない虫たちがブンブンと横切り、または飛び回る細い田舎道。
その時…
バシッッ!!
突然、空から何かが降ってきたのだ。
それは、手のひらほどの大きさに見えた。
虫なのか、他の何らかの生き物なのか、あるいはまったく別の何かなのか…
なんだったんだ…今のは…
家に着いて、何らかの物体が衝突したと思われる車両正面、ヘッドライト付近を念入りに調べてみた。
が、何の痕跡もない。
確かに何かが空から降ってきて、音を立ててぶつかってきた。
それは間違いない。
いったい、なんだったのか…
家に入り、妹にこっそりと聞いてみた。
妹の答えは、いたって明瞭簡単だった。
「それはね、鳥だよ」
はぁ?鳥ぃ????
翼があって、人間より反射神経の発達した、あの鳥が!?
「この辺は、鳥ものんびりしててね。飛んでる途中、車にぶつかっていくのなんか、いっぱいいるよ?♪」
ずいぶんと平和なところなんだなぁ…と思う今日この頃だった。
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