昔、おばあちゃんから聞いた話によれば…
「朝の蜘蛛は縁起がいいから殺しちゃダメなんだよ」
「夜の蜘蛛は縁起が悪いから追い出さないとダメなんだよ」
迷信の一種だと思ってたので「ふ〜ん」といった程度だったけど、皆さん、聞いたことありますか?
さて、何故に突然、蜘蛛の話か…といいますと、僕は虫が嫌いなんですよね〜
で、実は昨夜、そんな虫嫌いな僕にとって寿命が縮みそうな出来事がありました。
そろそろ寝ようかな、と思って読んでいたマンガを棚に戻しにいった時、ふと…天井に何かを見たんです。
暗かったので、なんだろうと思いながら近付いてよくよく見てみると…
蜘 蛛 ! だったのです!!!
ぎゃあ〜っ!蜘蛛、蜘蛛!しかもデッカイ蜘蛛っ!! ヒィィィィィッ!
隣の部屋の妹を叩き起こし…(妹は野生児です)
僕 「蜘蛛、蜘蛛!マジでっかい蜘蛛っ!何とかしてくれっ!」(情けない兄です。。。)
妹 「はぁ〜?蜘蛛ぉ〜?そのくらい自分で何とかしろよ〜;」
僕 「でかいんだよっ!マジで!全長5cm以上ある!超〜デカイのっ!!!」
妹 「はぁ〜〜〜…しょーがねーなー;」
起きだした妹は一目みるなり…
妹 「あらー…こりゃまた、でっかい蜘蛛だねぇー。よく育ったな〜♪」
僕 「だからデカイっていったろ!呑気に眺めてないで早く何とかしてくれよ!」
妹 「う〜ん…コイツは餌がたくさんあってスクスクとよく育ったねえ。足が長いから動き早いぜー」
僕 「だから何とかしてくれっていってんだろ!のんびり観察すんなよっ」
妹 「そうはいっても、位置が悪い。こりゃ一発勝負だな。外したら逃げられてどっか隠れちゃうねえ」
僕 「冗談じゃないっ!寝れないじゃないかっ!」
2時間ほど2人で考えた結果、ゴミ箱で捕獲して外へ逃がす…という方法。
妹「ゴミ箱で捕まえるから、窓開けてね」
僕「勝算はっ!?」
妹「何しろデカイから…まぁ、五分だね」
僕「五分で負けと出たらどーなるんだっ!?」
妹「逃げられる」
僕「ぎゃぁっ!冗談じゃない!」
妹「うだうだ言っててもしょうがない。とりあえず、やってみよう」
見るのも嫌な蜘蛛だが…放置しておいて近寄ってきたらもっと大変なので、意を決して窓を開ける準備。。。
妹「逃げられないように、捕まえたら速攻でゴミ箱下ろすからタオルか雑誌かなんかで蓋してー」
僕「えええええええっ!その前に出てきたらどーすんだよっ!」
妹「しょーがないだろが。逃げられるほうが厄介だっ!」
僕「そりゃそーだけど………」
30分後、見事、捕獲成功!
速攻で蓋をすると窓をササッ!と開けて……外へポイッ♪
2人で煙草をぷか〜り…ぷか〜り……
妹 「あー疲れた。まあ、無事に逃がせたしおkっしょw」
僕 「寿命が縮んだよ;」
妹 「殺しちゃかわいそうだしね。益虫だから悪さするわけじゃないし、ただ順調に成長しすぎただけだってw」
僕 「そりゃそーなんだけど…殺すのはかわいそうだけど、僕だってかわいそうだろうがっ」
妹 「男だろ〜。田舎に住んでんだから、これから夏にかけて虫なんてわっさわっさ出てくるよ?」
僕 「手数料払うから、虫担当お願いします…」
妹 「なんだそりゃ!いい加減、慣れろよ〜;」
こうして、予定より3時間ほど遅れてベッドに入りましたとさ… ハハハ
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